向ヶ丘遊園 登戸 歯科 川崎市多摩区の歯医者 訪問歯科 小児歯科 予防 審美 入れ歯 向ケ丘遊園駅

歯ぎしり、食いしばりについて

2022.2.21

家族や友人から、寝ているときの歯ぎしりを指摘されたことはありませんか?

無意識で歯ぎしりをしている時にかかる力は、人によっては1トン以上になる方もいるといわれています。

歯ぎしりを続けると歯や顎に負担がかかり、痛みが出て歯が割れるといった症状がでてしまいます。

今回のブログは、歯ぎしりについてです。

//

//

まず、歯ぎしりで起こる症状を紹介します。

//

詰め物が良くとれる

歯の詰め物や被せ物がよく取れる方は歯ぎしりをしているかも知れません。銀歯が取れる、セラミックが割れる、プラスチックの詰め物がとれるなど、脱離しやすくなります。

///

歯周病が改善しない

歯ぎしりによって歯が揺れてしまい、歯を支えている骨が溶けて歯周病になります。定期的に歯石を取り除くことと、マウスピースで歯を保護する必要があります。

//

肩こり、片頭痛

歯ぎしりによって筋肉が緊張し、肩こりが出ます。無意識に強い力で噛み締めてしまうので、筋肉が緊張することによって肩や首筋が凝ったりします。また、顎から頭の横まで繋がっている筋肉があり、その筋肉が歯ぎしりによって緊張し、偏頭痛として現れます。

//

歯ぎしり、食いしばりの原因

/ストレス

日常のストレスが原因で歯ぎしりが行われることもあります。睡眠中に無意識に歯ぎしりや、食いしばりをしたりすることでストレスを解消していると考えられています。

//

噛み合わせや骨格

上下の噛み合わせが悪いと、歯ぎしりが起りやすくなります。

他にも遺伝、薬、飲酒、喫煙、生活習慣なども原因の一つに挙げられます。

原因は人によって様々です。

//

改善策と対処方

睡眠時は、ふだんよく使用する枕を高くしないこと、就寝時は横向きやうつ伏せにならないなどがあげられます。

//

日中は噛み合わせている事に気がついたら直ちに離すように意識したり、くちびるやほほの周りの力を抜いたりすると良いです。また、左右均等に奥歯で少しずつ咬むことも大切です。ほおづえをつかないことも改善に繋がります。

//

ナイトガード

現在もっとも一般的に行われている治療法は、ナイトガードを用いた方法です。

ナイトガードとは、睡眠時に用いるマウスピースで、装着して眠ることで上下の歯が直接当たらないようにすることができます。歯ぎしりをしてしまっても、歯の摩耗や欠損を防げます。最初は、違和感があるかもしれませんが、慣れてくれば違和感なく眠ることが出来ます。

//

//

今でも歯ぎしりを完全に無くすことのできる治療法はありません。適度な歯ぎしりをコントロールする事が大切です。少しでも気になる方は、早めに受診する事をおすすめします。